新卒という概念。
実はこれ、日本の他にはアジア圏の数ヶ国(片手で足りる程度)でまだあるかどうか…といったくらいな現状。時代錯誤も甚だしいです。
世界的に見れば、大学卒業と共に入社する会社で一生が決まるなんて異端とも言えます。
そして就活失敗=人生終了なんて思ってしまい、自ら命絶ってしまう人も。わかっているだけでそれが年間150人程いると言われています。
日本ってどうしてこんなにも新卒で大企業に入る事がステータスなのでしょうか。
やりたいこと<ネームバリュー
まず就活生側の問題がひとつめ。
日本の就活生の多くは大企業の○○株式会社に入りたいと言うのに対し、外国の学生は○○の技術を生かして働ける会社に入りたいと言い職探しをする。
似たような事を言っているようで、全く意味が違います。
日本の就活生は結局、自分が働く会社は有名企業で凄いんだぞ!と言いたいのが一番で、そこで何をしたいかが後にくる。
後にくるどころか全く何をしたいか考えていない人が驚くほど多い。
大変な就活を乗り越え、内定を貰った時が喜びの頂点で、いざ入社したらアレ、なんか思っていたのと違う…なんてミスマッチもよくあります。
私自身がまさにそうで、有名企業のやりたくない仕事についてしまいました。
新しい政策はリスキー
ふたつめは、企業側の問題。
人事だって今日の就活茶番はおかしいと思っています。
だからと言って、じゃあもう来年から新卒至上主義はやめる!なんて事は簡単には踏み切れません。
なぜなら、その新たな方針へと舵を切る大役を誰もやりたくないから。
なんていうか一言で言うと、失敗したら困るもんね(笑)
その打開策なのか、今風なちょっとだけ新しい就活にシフト!となった結果が、どうぞ面接には“私服でお越しください”とかいう新たなトラップを生んだわけです。
実際、ラフな私服で行ったら行ったで、私服と書いていてもスーツ禁止と記載がなければ、スーツを着ていくべきというのが企業側の正解だったり…
ひゃー
もう馬鹿ばっかっすわ。
とりあえずみんなも同じだから大丈夫。
企業も就活生も同じ。
みんながしている方向へとりあえず真似してついていく。
だからいつまでも新卒至上主義が続いていくわけです。
…とか、偉そうなことを書き綴りましたが、私こそ典型的長いものに巻かれるタイプです。
ってなわけで、嫌だったら就職しないで自分で起業するなり、株やなんかで収入得て下さい。
それは無理!って方は、自分にとって本当の意味で良い会社入れるようにガチャ回そう。